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花束を2倍長持ちさせる!適切な「花瓶の選び方」と「活け方」の3つのコツ

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花束を2倍長持ちさせる!適切な「花瓶の選び方」と「活け方」の3つのコツ

花束を2倍長持ちさせる!適切な「花瓶の選び方」と「活け方」の3つのコツ

2025/12/11

− FLORISTの世界へようこそ。−

 

こんにちは、FLORIST JPです🌱

大切な人から贈られた美しい花束。そのまま飾るだけでも素敵ですが、ひと手間加えるだけで、花の鮮度を格段に長持ちさせ、さらに美しく見せることができます。

FLORIST JPに寄せられるご質問の中で、「花をすぐに枯らしてしまう」というお悩みは非常に多いです。その原因の多くは、活ける前の「準備」と「花瓶の選び方」にあります。

 

今回は、花束を受け取った後、適切な花瓶を選び、プロの技術である「水切り」や「活け方のコツ」を実践することで、花のある暮らしを2倍長く楽しむための秘訣を詳細に解説します。

 


 

【基本の知識】花瓶の「適切なサイズ」選び

 

花瓶のサイズ選びは、花の安定性、吸水効率、そして見た目の美しさに直結します。花瓶の高さが低すぎると花が倒れやすくなり、高すぎると花の頭が埋もれてしまいます。

 

選び方①:「高さ」は花の2/3を目安に

 

◼︎理想のバランス:活けたい花の茎の長さを3等分したとき、花瓶の高さがその2つ分(約2/3)程度あると、見た目のバランスが最も良く、花が安定します。

例:茎の長さが30cmの場合、花瓶の高さは20cm程度が目安です。

 

選び方②:「口径」は茎の太さで決める

 

花瓶の口(口径)の広さは、活けた花同士の間隔と、水の衛生状態に影響します。

◼︎口が広い花瓶:チューリップ、アジサイなど、茎が太い花や、花が広がりやすいブーケに適しています。茎同士が密着せず、空気の循環が良くなります。

◼︎口が狭い花瓶:バラ、カーネーションなど、細い茎を数本だけ活けたい場合や、ブーケの形をそのままキープしたい場合に適しています。茎がバラけず、まとまりやすくなります。

 


 

− 見た目と衛生面が重要!花瓶の「素材と形状」の選び方 −

 

【素材のメリット・デメリット:ガラス製 vs 陶器製】

素材 メリット デメリット
ガラス製 水の濁りや残量が外から見やすく、清潔な状態を維持しやすい。見た目も涼やか。 水温が外気の影響を受けやすく、夏場は水が温まりやすい。
陶器製 水温の変化を抑えやすいため、冬場や夏場でも水が安定しやすい。重厚感があり、デザイン性が高い。

水の状態が見えないため、水替えを忘れやすい。

 

【形状のコツ:安定感のある「胴太」な形が理想】

花瓶の底が広く、水がたっぷり入る「胴太(どうぶと)」な形状は、花を活ける上で理想的です。

◼︎理由:水量が多いため、水替えまでの間に水が腐敗しにくく、花の吸水に必要な水の量を確保できます。また、重心が低くなるため、大きな花束を活けても倒れにくく、安全です。

 


 

− 花束を活ける前の最重要準備!「水揚げ」と「水切り」−

 

どんなに高価でデザイン性の高い花瓶を選んだとしても、この活け込み前の準備を怠ってしまうと、花は水を吸い上げる力を失い、瞬く間に元気をなくしてしまいます。お気に入りの花束を最大限に長持ちさせ、その美しさを一日でも長く楽しむため、次のステップは必ず実行しましょう!

 

ステップ❶:「水切り」は花の生命線!その重要性と正しい方法

水切りは、切り花が水を吸い上げる力を最大限に回復させるための、最も重要な工程です。この作業一つで、花の寿命が劇的に変わります。

 

なぜ水切りが必要なのか?

花束がお店から離れると、茎の切り口が乾燥し、微細な空気の泡が入ってしまいます。この「空気塞栓(くうきそくせん)」が水の通り道である導管を塞いでしまい、いくら水に活けても花が水を吸い上げられなくなってしまいます。

 

◼︎正しい水切りの手順

1. 清潔なハサミを用意し、バケツや花瓶に清潔な水をたっぷりと張ります。

2. 花を水中に浸けた状態で、茎の先端を1~2cm程度、スパッと一気に切ります。

3. この際、切り口の表面積を広くすることで吸水量を増やすため、斜め45度にカットすることが重要です。

4. 水中で切ることで、切り口が水に触れたままになり、導管に空気が入るのを完全に防ぐことができます。この作業で、花は再び勢いよく水を吸い上げ始めます。

 

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ステップ❷:余分な「葉」と「ラッピング」の除去

水切りと並んで重要なのが、活ける前に花束を解放し、徹底的に葉を取り除く作業です。

この作業を怠ると、花は水を吸い上げることができなくなり、すぐにしおれてしまう、花が早く枯れる最大の原因となってしまいます。

 

1. ラッピングの解除と花の解放:

まず、保護していたセロファンやペーパー、リボンなどのラッピング資材を全て外し、花束を一旦解放してあげましょう。これにより、花一本一本が新鮮な空気に触れ、その後の水切り作業もしやすくなります。

 

2. 水に浸かる「葉」は全て取り除く:

最も重要なのは、「水に浸かってしまう部分の葉は、例外なく全て取り除く」ことです。

 

◼︎腐敗とバクテリアの発生:水に浸かった葉は、驚くほどの速さで腐敗し始めます。この腐敗物によって水中にバクテリアが大量に発生し、水が汚染されます。

◼︎導管の詰まり:このバクテリアが、せっかく水切りで開通させた花の導管の入り口に付着し、粘液状になって詰まらせてしまいます。水の衛生を保ち、花を長持ちさせるために、茎の先端から水面までの範囲にある葉は、きれいに除去してください。

 

− プロが教える!花束を美しく魅せる「活け方の3つのコツ」−

 

準備が整ったら、プロのフローリストのように美しく花束を活けてみましょう♩

 

コツ①:「交差留め(スパイラル)」でブーケの形を再現

 

花束を活けたとき、花が広がりすぎてしまうのを防ぐテクニックです。

◼︎方法:茎を花瓶の中でまっすぐ立てるのではなく、中心から放射状に交差させながら活けます。これにより、花同士がお互いを支え合い、ブーケが最も美しく見えるドーム状の形を再現できます。

 

コツ②:「8割の水量」と毎日「水替え」

 

花瓶に入れる水の量と、交換頻度が長持ちの鍵です。

◼︎水量:花瓶の8割程度まで水を入れ、吸水量を確保します。ただし、葉が多く浸かる場合は、茎の先端から5~10cm程度で止めます。

◼︎水替え最低でも1日1回、水を交換し、その際に花瓶の内側を洗い、ぬめりを除去してください。

 

コツ③:「延命剤(切り花栄養剤)」を必ず使う

 

花屋でもらえる切り花延命剤は、水替えのたびに必ず使いましょう。

◼︎役割:延命剤には、栄養補給(花の開花に必要な糖分)と、水の腐敗を防ぐ殺菌剤の2つの成分が含まれています。水道水だけよりも格段に水を清潔に保ち、花の長持ちをサポートします。

 


 

まとめ:愛情とひと手間で、花束はもっと長く輝く

 

さあ、あなたも今日から『お花を長持ちさせる達人』です!

素敵な花束を受け取ったら、ぜひこの "プロのひと手間" を実践してみてください。適切な花瓶の準備や水切りは、花に対する最高の愛情表現そのもの。少し手間をかけるだけで、花はその期待に応え、驚くほど長く、最も美しい姿であなたの暮らしを彩り続けてくれます。毎日水を替える習慣は、暮らしにリズムと癒やしを与えてくれますよ。

 

FLORIST JPでは、お花にまつわる情報や、 大切な人へのフラワーギフトの選び方、花を長く美しく楽しむためのお手入れ方法など、実用的な情報を発信しています。花瓶の選び方に関するご相談や、ご不明な点があれば、どうぞお気軽にお問合せください。

 

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