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うなぎだけじゃない!土用の丑の日と「花・植物」の意外で美しい繋がり

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うなぎだけじゃない!土用の丑の日と「花・植物」の意外で美しい繋がり

うなぎだけじゃない!土用の丑の日と「花・植物」の意外で美しい繋がり

2026/07/16

− FLORISTの世界へようこそ。−

 

こんにちは、FLORIST JPです🌱

夏の真っ盛り、カレンダーに「土用の丑の日」の文字が見えると、スーパーの店先からは香ばしいうなぎのタレの香りが漂ってきます。

 

でも、ちょっと待ってください!

実はこの日、日本の先人たちはうなぎを食べるだけでなく、「植物の力」を使って厄を払い、暑い夏を乗り切るための様々な知恵を暮らしに取り入れていました。

今回は、知っているとちょっと自慢できる、土用の丑の日と花・植物にまつわるロマンチックで実用的なお話をお届けします。

 

1. 玄関に吊るす「紫陽花(あじさい)」の魔除け・金運お守り

梅雨の象徴である紫陽花ですが、実は「土用の丑の日の朝に、紫陽花を飾る(吊るす)」という、知る人ぞ知る古い風習があります。

 

📌 厄除け・魔除けのお守りに

昔から、紫陽花には強い霊力が宿ると信じられてきました。

土用の丑の日の早朝、庭から紫陽花をカットし(または用意しておき)、半紙で包んで紅白の水引(または麻紐など)で結びます。これを玄関や軒先に逆さまに吊るすことで、「その年の病気(疫病)に罹らない」「魔が入ってこない」という厄除けになるとされています。

 

📌 現代にも嬉しい「金運アップ」の縁起物

紫陽花の語源は「あずさい(集づ藍:青い花が集まって咲く様子)」と言われています。

これが転じて、「集づ財(財産が集まる)」に通じることから、土用の丑の日に紫陽花を飾ると「お金に困らない」「商売が繁盛する」という縁起担ぎの風習が生まれました。

トイレに吊るすと婦人病の予防、お部屋や玄関に吊るすとお金が貯まるなど、飾る場所によっても様々な意味があります。

少しドライフラワーになりかけた秋色アジサイなどを、アンティーク風に吊るしてみるのも現代のインテリアに馴染んで素敵ですね。

 

2. 薬草の力で夏バテを防ぐ「丑湯(うしゆ)」と桃の葉

土用の丑の日には、お風呂に特定の植物を入れて入浴する「丑湯(うしゆ)」という習慣があります。

エアコンがなかった時代、夏の暑さや湿気による肌荒れ、体調不良は命取りでした。そこで活躍したのが植物の薬効です。

 

🍑 桃の葉湯

「桃の葉」は、漢方でも使われるほど優れた消炎作用を持っています。

夏の強い日差しを浴びて荒れてしまった肌や、あせも、湿疹を鎮める効果があるとされ、丑湯の代表格として親しまれてきました。

 

🌿 よもぎ湯

お餅などでなじみ深い「よもぎ」も、強い殺菌力と体を温める効果(温活)があります。夏の冷たいものの食べすぎ・冷房の効きすぎで内臓が冷えてしまった体を、芯からじんわりと温めて自律神経を整えてくれます。

一年のうちで最も暑い時期だからこそ、湯船に薬草を浮かべて、体と心を労わるセルフケアの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

3. 「うなぎの蒲焼き」の「蒲(がま)」って、実はあの植物!

私たちが何気なく使っている「蒲焼き(かばやき)」という言葉。

この言葉の語源にも、実は植物が深く関わっています。

昔、うなぎを調理する際は、現在のように平らに開いて焼くのではなく、筒状に丸ごと串に刺して焼いていました。

 

その、串に刺さってこんがりと焼けたうなぎの姿が、水辺に生えるイネ科の植物「蒲(がま)の穂(茶色い円筒形の花穂)」にそっくりだったことから、「蒲焼き」と呼ばれるようになったと言われています。

今でも湿地や池の近くに行くと、まるできりたんぽやアメリカンドッグのような姿をした「がまの穂」を見かけることができます。それを見つけたら、「あ、うなぎの蒲焼きのルーツだ!」と思い出してみてくださいね。

 

4. 現代風アレンジ:「う」のつく花を飾って目から涼む

土用の丑の日といえば、「う」のつく食べ物(うなぎ、うどん、梅干し、瓜など)を食べて「食養生」をするのが定番。

 

これを現代のお花飾りに応用して、「『う』のつく花や夏の植物を飾って、視覚から涼をとる」という素敵な楽しみ方はいかがでしょうか。

お部屋に飾るだけで一気に夏らしく、涼やかな風が吹き抜けるようなおすすめの植物たちをご紹介します。

 

植物名 飾り方・おすすめポイント
ウイキョウ(フェンネル) 黄色い線香花火のような繊細な花。ハーブ特有の爽やかな香りが夏の室内にぴったり。
雲竜(うんりゅう)ヤナギ くねくねと波打つような個性的な枝もの。ガラスのフラワーベースにこれ一本生けるだけで、一気にモダンで涼しげな空間になります。
ウツギ(空木) 万葉集にも詠まれる伝統的な花。枝の先につく清楚な白い花が、涼を運んでくれます。
トルコキキョウ 名前に直接「う」はつきませんが、「キキョウ」の響きや、和名である「土耳古桔梗」など、夏の花を代表する万能な美しさがあります。

 

⚠️ ガーデニング愛好家は知っておきたい「土用のタブー」

最後に、お花や植物を育てるのが大好きな方に、暦のうえでの大切なアドバイスです。

実は、土用の期間(立秋・立冬・立春・立夏の直前約18日間)は、「土の神様(土公神・どくじん)が土の中にいらっしゃる期間」とされています。

そのため、この期間に以下のような「土を動かす行為」は避けるべきという古いタブーがあります。

 

◼︎ 土いじり、草むしり

◼︎ 植物の植え替え、地植え

◼︎ 家造りのための基礎工事や穴掘り

 

「どうしてもこの期間に植え替えや草むしりをしたい!」という場合は、神様が天に昇るとされる「間日(まび)」という日が数日設けられていますので、その日を狙って作業するのがおすすめです。

(※夏の土用期間は非常に暑く、人間にとっても熱中症のリスクが高く、植物にとっても根を傷めやすい時期です。このタブーは「暑い時期は無理に外作業をせず、体と植物を休めなさい」という先人の思いやりでもあるのでしょう。)

 

まとめ:今年の丑の日は、花と植物で五感を満たそう

 

食べる「うなぎ」だけでなく、

◼︎ 紫陽花を吊るして、魔除けと金運を願う

◼︎ 桃の葉のお風呂で、夏の疲れをリフレッシュする

◼︎「う」のつくお花や枝ものを飾って、目から涼をとる

 

今年の土用の丑の日は、ぜひお気に入りの花や植物を暮らしに添えて、五感で夏を楽しんでみませんか?

古き良き日本の知恵を取り入れるだけで、いつもの夏が少しだけ特別で、心地よいものになるはずです。

 

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